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【広報・PRのご支援事例】相席ラウンジ・サモエドカフェが生み出す「出会いの価値」を、いかに社会へ伝えるか。クラウドエヌが広報・PRを通じて築いた認知と信頼

こんにちは、PRコンサルタントの狩野 瑠美です。フロントステージでは、「株式会社クラウドエヌ」の広報・PRをサポートしています。

株式会社クラウドエヌは、相席ラウンジを中核に、サモエドカフェの運営や子会社を通じたマッチングアプリの展開など、人と人との出会いや交流に関わる領域で幅広く事業を手がけています。

広報・PRを外部のプロに任せたことで、テレビや雑誌をはじめとするメディア露出が広がり、サービスへの理解促進や社会的信頼の形成につながりました。

本記事では、株式会社クラウドエヌ 取締役および株式会社Mrk & Co 代表取締役を務める上條 景介様に、広報・PRに取り組むようになった背景から、フロントステージに支援を依頼した理由、そしてプロの伴走によって得られた成果までを伺いました。


「時間」と「きっかけ」を届け、心が動く出会いと体験が生まれる場を設計する

ーーまずは、展開されている事業やサービスについて教えてください。

上條氏:当社は、相席ラウンジを主力事業として、「オリエンタルラウンジ」と「ag(アグ)」の2ブランドを展開しています。国内と韓国を合わせた店舗数は、40店舗弱です。

加えて、サモエド犬との触れ合いを楽しめる「サモエドカフェ」の運営や、子会社を通じたマッチングアプリ事業にも取り組んでいます。

当社が提供する価値の中核にあるのは、モノそのものではなく、「時間」や「きっかけ」です。人と人が出会い、何かが動き始める接点を生み出すことに、事業の本質があると考えています。

ーー御社が提供している価値は、各事業のなかでどのように体現されているのでしょうか?

上條氏:例えば、主力事業である相席ラウンジは、業態としては飲食店に分類されます。ただ、本質的に提供している価値は、単なる飲食ではありません。

お客様からは滞在時間に対して対価をいただいており、店内で生まれる出会いや関係が始まる契機そのものが商品であると捉えています。

また、サモエドカフェも同様です。名称としてはカフェですが、価値の中心にあるのは飲み物の提供ではありません。動物たちと出会い、触れ合う時間そのものを提供する事業です。

マッチングアプリ事業においても、単なる機能や仕組みを提供するのではなく、人と人が出会い、恋愛や結婚といった人生の接点へつながっていく体験に価値があると考えています。

当社の各事業に共通しているのは、何かを所有していただくことではなく、人が動き始める時間や、人生が前へ進むきっかけを生み出すことです。人と人が出会う場や、人生が動き出す契機をつくり続けることが、当社に求められている役割だと受け止めています。


社会からの理解と信頼形成に課題。広告マーケティングだけでは、新しい出会いのあり方としての価値や安心感までは伝えきれなかった。

ーー広報・PRをご依頼いただく前には、どのような課題意識をお持ちだったのでしょうか?

上條氏:クラウドエヌとして御社にご支援をお願いしているのは、この1年余りです。ただ、私が以前創業した「株式会社Mrk&Co」というマッチングアプリの運営会社の時代から広報・PRをご担当いただいており、通算すると10年近いお付き合いになります。

ご相談のきっかけは、当時出資を受けていたサイバーエージェントのベンチャーキャピタルの担当者の方から、御社をご紹介いただいたことでした。
抱えていた課題は、非常に明確でした。マッチングアプリ市場はまだ立ち上がり期にあり、世の中から「怪しいもの」と見られる場面も少なくありませんでした。

だからこそ重要だったのは、単なる認知拡大ではありません。新しい技術であり、新しい出会いのあり方でもあるという理解を、いかに社会へ浸透させていくか。ここが本質的な課題でした。

広告マーケティングだけでは、認知を広げることはできても、社会からの理解や信頼を築くには限界があります。

新しい市場を健全に育てていくためには、社会との接点を丁寧につくる広報・PRが不可欠だと考えました。

ーー今あらためてお話を伺うと、マッチングアプリの世の中の受け止め方は大きく変わったように感じます。実感としてはいかがですか?

上條氏:はい。マッチングアプリを取り巻く認識の変化は、当社だけで実現できたものではありません。

御社との継続的な取り組みに加え、業界全体で各社が地道に努力を重ねてきた結果、この10年で社会からの見え方は大きく変わったと感じています。

認識が変化していく過程において、当社としても一定の存在感を示すことができました。御社に伴走いただいたことは、信頼形成や市場理解の促進において大きな力になったと認識しています。


メディア露出を通じて、サービスの認知拡大に加え、社会からの信頼形成や社内の士気向上にもつながった。

ーー弊社の広報・PR支援を通じて実現した掲載やメディア露出のなかで、特に印象に残っているものはありますか?

上條氏:10年近くご一緒するなかで、本当に多くの露出機会をいただいてきました。

個別に一つを挙げるのは難しいのですが、特に印象深いのは、マッチングアプリに対する社会的な理解がまだ十分に進んでいなかった時期に、女性向け雑誌『美人百花』に掲載いただいたことです。

あの掲載は、社会からの見え方を変えていくうえで大きな意味を持っていたと思いますし、テレビでも継続的に取り上げていただきました。

なかでも象徴的だったのは、テレビ露出の可能性を高めることも目的に、実際に店舗をつくったことです。無形のサービスをテレビでどう伝えるかを検討するなかで、御社から「無形のままでは伝わりにくい」とご提案をいただきました。そこで、価値を可視化する手段として、有形の場である店舗を設計する判断をしました。

店舗という形に置き換えることで、無形の価値を可視化し、伝わる状態へと転換できたことは非常に印象に残っています。広報・PRの力によって、事業の見せ方そのものを設計できると実感した出来事でした。

ーーメディア掲載や外部からの評価は、社内にどのような影響をもたらしていると感じますか?

上條氏:定量的に測ることは難しいものの、社内の空気を前向きに変える効果は確かにあると感じています。

事業には、順調な時期だけでなく、苦しい局面もあります。そうしたなかで、世の中からの評価や第三者から寄せられる言葉に触れられることは、組織にとって大きな意味を持ちます。売上や数値とは異なるかたちで、メンバーの気持ちを支え、前へ進む力になっています。

例えば、自分たちが憧れている芸能人の方が「このサービスは素晴らしい」と言ってくださるような出来事は、やはり特別です。苦しい時期であるほど、そうした言葉の重みを強く実感します。


広報・PRをプロに任せることで、自社だけでは気づきにくい価値を客観的に捉え直し、社会やメディアに届く切り口へと変換して発信できる。

ーー外部の広報・PR会社に依頼するメリットは、どのような点にあるとお考えですか?


上條氏:自社が届けたい価値を、適切な相手に伝わる形で届けられる点にあると考えています。私は外部の広報・PR会社を、極めて優秀な営業エージェントに近い存在だと捉えています。

「自社のサービスをどう見せるか、何を強みとして打ち出すか」は、本来、自分たちが最も深く理解しているべき領域であり、実際に最も把握している部分でもあります。訴求の方向性自体は、社内でもある程度描くことができます。

ただ、広報・PRにおいて決定的に重要なことは、マスメディアやインフルエンサーとの接点です。ここをゼロから築いていくのは容易ではありません。だからこそ、既にネットワークと信頼関係を持つ外部パートナーに伴走いただく価値があるのだと思います。

自分たちが届けたい価値を相手に伝わる形へと翻訳し、しかるべき相手に的確に届けていく。その実行力こそが、外部PRに依頼する大きな価値だと感じています。


ーー長くご依頼を続けてくださっているのは、どのような理由からでしょうか?

上條氏:10年を振り返ると、多くの露出を獲得できた時期もあれば、成果に結びつきにくい時期もありました。

露出の成果は、広報・PRのご支援だけで生まれるものではありません。当社としても、メディアに取り上げていただく意義のある情報やアップデートを、十分にお届けできていなかった局面が少なくなかったと認識しています。


一方で、私たちが社会の注目を集める変化や出来事をきちんと生み出すことができれば、適切なタイミングで確実に露出へつなげてくださいます。その再現性に、私は強い信頼を持っています。

例えば、前身会社から引き継いできた相席ラウンジ事業は十数年続いているにもかかわらず、これまで大きく取り上げられる機会はほとんどなく、多くても1、2件程度にとどまっていました。実際、直近2、3カ月で2件の掲載につながっており、切り口が適切に定まれば、着実に形にしてくださると実感しています。

ーー最後に、本記事をご覧になっている方に向けてメッセージをお願いいたします。

上條氏:当社のサービスは、相席ラウンジ、マッチングアプリ、サモエドカフェを含め、いずれもお客様に安心して楽しんでいただける体験をお届けすることを大切にしています。

言葉だけでは伝わりきらない魅力もあると感じていますので、まずは一度、実際に体験していただければ嬉しいです。その時間を通じて、ご自身なりの楽しさや意味を見つけていただければと思います。

ーー本日は貴重なお話をありがとうございました。御社が提供する「心が動く時間」や「新しいきっかけ」の価値を、より多くの方に、より深く届けていけるよう、私たちも引き続き力を尽くしてまいります。

株式会社クラウドエヌ 取締役
上條 景介(かみじょう・けいすけ)
大学時代にブログ「生協の白石さん」を開設。書籍化された同作は発行部数約100万部の大ヒット。2008年、株式会社DeNAに入社後、ソーシャルゲーム事業やカナダスタジオの立ち上げに携わる。2015年、株式会社Mrk&Coを創業し、マッチングアプリ「D³(ディースリー、旧:ダイン)」を開発。2024年にM&Aにより 株式会社クラウドエヌに参画。

【株式会社クラウドエヌについて】
会社名:株式会社クラウドエヌ
代表者:代表取締役 西山 喜洋
所在地:東京都渋谷区宇田川町13-11 KN渋谷1ビル 9F
設立:2013年6月20日
URL:https://cloudn.co.jp/

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