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【広報・PRのご支援事例】コロナ禍の就航から、世界と日本を結ぶ架け橋へ。株式会社ZIPAIR Tokyoが広報・PRで広げた「NEW BASIC AIRLINE」の可能性

こんにちは、フロントステージの千田 絵美です。
フロントステージでは、成田空港を拠点に国際線を展開するLCC、「株式会社ZIPAIR Tokyo」(ジップエア トーキョー)の広報・PRをサポートしています。

株式会社ZIPAIR Tokyoは、日本航空株式会社の100%出資子会社で、「NEW BASIC AIRLINE」というコンセプトのもと、これまでの航空会社の常識にとらわれない新しい空の移動体験を提供しています。

広報・PR業務を外部のプロに任せることで、メディア露出の拡大に加え、SNSでの反響も広がり、社外での認知拡大と社内の一体感向上につながったとのこと。

本記事では、株式会社ZIPAIR Tokyo 総務部 広報担当の兼子 敦郎様に、創業当初から広報・PRに力を入れてきた背景や、フロントステージへ支援を依頼した理由、そして取り組みを重ねる中で生まれた成果や社内外の変化についてお話を伺いました。


“これまでにないエアライン”をつくる。若い世代にも選ばれる国際線専門LCC

ーーまずは、御社のサービスについて教えてください。

兼子氏:株式会社ZIPAIR Tokyoは、国際線を専門とするLCCです。成田空港を拠点に、現在は9路線を運航しており、アジアや、アメリカ・カナダといった北米地域に路線を展開しています。

弊社が掲げているのは、「NEW BASIC AIRLINE」というコンセプトです。これまでにないエアラインをつくる、従来の航空会社の常識を打ち破っていく。常に新しい挑戦を続ける姿勢を大切にしながら、事業を続けてきました。

特徴としては、外国籍のお客様が約7割、そして10から30代までのお客様が約7割を占めていることが挙げられます。他のエアラインではなかなか見られない顧客層だと思います。

ーー30代以下のお客様が7割というのは、非常に特徴的ですね。

兼子氏:そうですね。フルサービスキャリアの場合は、幅広い年齢層のお客様が利用されるとはいえ、比較的海外渡航に必要な費用を確保しやすい方や、仕事で利用される方が中心になる傾向があると思います。

一方で、弊社は比較的低価格で、お客様が求めやすい価格で販売しています。さらに、デジタルフレンドリーなエアラインであることも特徴です。そういった点が、若い方々にも選んでいただける理由の一つになっているのではないかと考えています。


初便の搭乗者は2名。コロナ禍の就航で直面した「名前をどう届けるか」という壁

ーー広報・PRをご依頼いただく前、御社にはどのような課題がありましたか?

兼子氏:最大の課題は「認知度の向上」でした。弊社は2020年、ちょうどコロナ禍に運航を開始しましたが、当時は、国同士の往来がほとんどない状況でした。

初便は韓国・仁川線です。弊社が使用しているボーイング787-8は約290人が乗れる飛行機ですが、初便にご搭乗いただいたお客様は、わずか2名にとどまりました。

そうした厳しい状況の中で、「ZIPAIR Tokyoという新しい会社ができました」ということを世間にどう伝えていくか、発信手段をどう確保するかが一番の課題でした。

航空業界にとっては本当に厳しい時期でしたし、当然ながら資金も潤沢に使えるわけではありません。限られた予算の中で、どうやってZIPAIRという名前を知っていただくか。その発信の難しさが大きな壁だったと思います。

ーー数ある広報・PR会社の中で、弊社を選んでいただいた理由を教えてください。

兼子氏:当時は、メディアの方々との接点づくりや、限られた発信機会をどう広げていくかに非常に苦慮していました。

模索する中で、社内のつながりから御社を紹介していただきました。打ち合わせを重ねる中で、ZIPAIRとして目指したい姿や、打ち出していきたい方針を直接お伝えしました。

今でも覚えているのは、御社とお仕事を始めたばかりの非常に早い段階で、NHKの番組で取り上げていただく機会をつくってくださったことです。
掲載していただいたおかげで、ZIPAIRの存在が世間に広く認知されました。まだ飛行機がほとんど飛んでいない苦しい状況下で取り上げていただけたことは、弊社にとって大きな転換点となりました。

「これほど頼もしいパートナーがいるのか」と心強く感じ、ぜひ今後も継続してお願いしたいと思いました。


アジア初のオーランド直行チャーター便。メディアの力で広がった反響

ーー広報・PR活動で、印象に残っているエピソードを教えてください。

兼子氏:一番印象に残っているのは、今年2月に実施した成田からアメリカ・オーランドへの直行チャーター便です。オーランドへの直行チャーター便の運航は、アジアで初めてのことでした。

就航当日は、多くのメディアの方々に足を運んでいただきました。御社にもたくさんのメディアを呼んでいただき、「ZIP!」(日本テレビ)の方々にも取材していただいています。翌日の放送ですぐに取り上げられ、非常に大きなインパクトを感じましたね。

SNSでは「ZIPAIRがオーランドに直行便を飛ばした」「直行便のおかげでディズニーに行きやすくなる」といった反響が多く見られ、メディアによる発信力の大きさを改めて実感しました。

今後もこういった発信の機会を活かして、株式会社ZIPAIR Tokyoの名前をより多くの方に知っていただきたいと感じました。

ーー広報・PRを社外に依頼するメリットについては、どのように感じていますか?

兼子氏:主に3つの価値があると考えています。

1つ目は、メディアとのネットワークです。コロナ禍の初期にNHKでの取材機会につないでくださったように、自社だけでは構築できないメディアの方々とのネットワークを、御社は豊富に持っています。専門的な繋がりを活かしてメディア露出を最大化していただける点は、非常に心強いです。

2つ目は、情報発信の効率化です。社内の広報人員には限りがあるため、限られたリソースでいかに多くのメディアにZIPAIRを知っていただくかが課題でした。自分たちだけで動くには限界がありますが、御社の力を借りることで、一気に多くの媒体へアプローチできるスピード感と効率の良さは、外部に依頼する大きなメリットです。

3つ目は、外部視点による魅力の発掘です。御社はチームの一員でありながら、同時に客観的な第三者の視点も持ち合わせています。私たちが自社内では当たり前だと思い込んでいたことが、実は「お客様にとっての大きな魅力」であると提案してくださることもあります。

自分たちでは見落としていた強みを再発見し、新しいアピールの仕方を提示していただけることは、非常にありがたいと感じています。

ーー広報・PR活動によって、予想外の効果や副次的な効果はありましたか?

兼子氏:社外に向けた広報だけでなく、社内広報、つまりインナーコミュニケーションにも良い効果があることを実感しています。

現場の社員や乗務員から「番組で取り上げられていましたね」「社長が出ていましたね」などと声をかけられる機会が増え、会社の成長を実感する一つの指標になっています。社外への発信が、社員に自社の挑戦を伝えるメッセージとなり、組織の結束力を高める力になっていると感じます。

現在、社員数は1,000名を超え、機体も8機まで増えました。2030年代前半までには20機規模への拡大を計画していますが、広報・PR活動が、社内を一つにまとめる大きな原動力になると考えています。


追いつかれる前に、次のNEW BASICへ。世界と日本を結ぶ航空会社であり続ける

ーー最後に、今後の目標や取り組みについてお聞かせください。

兼子氏:当初から掲げてきた「NEW BASIC AIRLINE」というコンセプトは、今後も変わらないものだと思っています。この理念をさらに突き詰めていくことが、私たちにとって重要なポイントです。

今年は、スターリンクによる高速インターネットの機内導入や、オーランドへの直行チャーター便の実施など、これまでの航空業界にはなかった施策に次々と取り組んできました。

一方で、今後は他のエアラインも同様のサービスに追随してくるでしょう。そのときに同じ状態で並んでしまうのではなく、常に「次は何をするのか」「まだ誰も手をつけていない価値は何か」を模索し続けなければなりません。

他社に追いつかれる前に次の一手を打ち、新たな「NEW BASIC」を確立して、理想に向かって進んでいく。こうした挑戦の姿勢は、今後も変わることはありませんし、変えてはいけない部分だと感じています。

現在、2030年代までに事業規模を拡大し、倍増していく計画を進めています。これからも多くのお客様を乗せて、世界と日本を結ぶ架け橋のような役割であり続けること。それが、私たちにとって最も重要な使命だと考えています。

ーー本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。コロナ禍という厳しい環境から運航を開始し、今なお新しい航空会社のあり方に挑戦し続ける御社の魅力が、より多くの方の心に届くことを心より願っております。

株式会社ZIPAIR Tokyo 総務部 広報担当
兼子 敦郎(かねこ・あつろう)

1993年東京生まれ。英国・シンガポール育ち。
大学卒業後、成田国際空港㈱に入社。経営計画や財務等の部門での業務を経て、2024年より㈱ZIPAIR Tokyoに出向。同社にて広報および路線マーケティング業務を担当。本業の傍ら、(公財)日本サッカー協会 2級サッカー審判員としても活動。

【株式会社ZIPAIR Tokyoについて】
会社名:株式会社ZIPAIR Tokyo
代表者:代表取締役社長 深田 康裕
所在地:千葉県成田市三里塚字御料牧場1-1 成田空港第1ターミナル内
設立:2018年7月
URL:https://www.zipairtokyo.com/ja/

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