【広報・PRのご支援事例】人手不足と認知不足のなかで選んだ一手。ホテルブランド「Section L」が創業初期から広報・PRに注力した背景

こんにちは、フロントステージの千田 絵美です。
フロントステージでは、長期滞在型アパートメントホテルブランド「株式会社セクションL」の広報・PR活動を2025年よりサポートしています。
株式会社セクションLは、東京でアパートメントホテルを展開し、国内外の多様なゲストを迎えているホテルブランドです。
広報・PR業務を外部のプロに任せることで、メディア掲載にとどまらず、認知向上や信頼構築にもつながりました。
本記事では、株式会社セクションL 取締役 北川 旭洋様に、創業初期に広報・PRへ注力した理由や、フロントステージに支援を依頼した経緯、さらに伴走を通じて見えてきた成果や変化について伺いました。
世界96カ国以上のゲストを迎えるインバウンド向け長期滞在型アパートメントホテル「Section L」

ーーまずは、セクションL様の事業内容について教えてください。
北川氏:セクションLは2020年に創業した、インバウンド向けの長期滞在型アパートメントホテルブランドです。
これまでに世界96カ国以上からのお客様をお迎えし、現在は東京に13カ所の施設を展開しています。
長期滞在でも快適にお過ごしいただける環境を整えながら、多様なお客様のニーズにお応えしています。
ーー北川様のご経歴を簡単に教えていただけますか。
北川氏:私は徳島で生まれ、中国で育ち、アメリカでホテルについて学んだ後、日本で就職したというバックグラウンドがあります。
幼い頃から旅行やホテルに強い関心があり、いつか自分自身のホテルブランドを立ち上げたいという思いを抱いていました。そうした中、大学時代の先輩方とのご縁にも恵まれ、起業に至りました。
創業当初はちょうどコロナ禍と重なり、決して順風満帆ではありませんでしたが、多くの方々に支えていただきながら、一つひとつ課題を乗り越えてまいりました。
諦めることなく歩みを進め、今日まで事業を続けてこられたことは、私にとって大きな誇りです。
人員不足と認知不足に悩んだ創業期。広報・PRはプロに任せるのが正解だった

ーー広報・PRを本格的に始める前、御社が直面していた課題は何だったのでしょうか?
北川氏:大きくは、人手不足と認知不足の2点です。
私自身、プレスリリースの書き方を独学で学び、自ら作成もしておりましたが、当時は広報とは何かという基本的な考え方そのものについて、十分に理解できていたとは言えませんでした。
また、「アパートメントホテル」という宿泊カテゴリー自体が、当時はまだ非常に新しい存在で、市場の認知も十分ではありませんでした。
創業当初は新型コロナウイルスの影響も重なり、提携パートナーがまったく見つからない状況にありました。当社のビジネスモデル上、不動産関係者や投資家のスポンサーがいなければ、新たな物件を開業することができません。
そのため、市場そのもの、そして当社自身が関係者の皆さまに十分認知されていないことが、大きな課題だったと認識しております。
ーー広報・PRを通じて、特にどのような層に御社のことを知ってもらいたいとお考えだったのでしょうか?
北川氏:まず第一に、不動産関係者や投資家など、将来的にビジネスパートナーとなり得る方々に、セクションLという会社を知っていただくことが最優先でした。
加えて、ファンドや銀行といった金融機関の方々にも、アパートメントホテル市場の将来性や当社の信頼性について理解を深めていただきたいと考えておりました。
やはり、社名を知っていただいているかどうかで、周囲からの受け止められ方や安心感は大きく変わります。そうした意味でも、ステークホルダーに向けた認知拡大は特に重視していたテーマの一つです。
ーー数ある広報・PRエージェンシーの中で弊社をお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか。
北川氏:広報・PR支援のエージェンシーを検討するにあたり、私たちが重視していたのはフットワークの軽さ、仕事の速さ、そして最後まで粘り強く伴走してくださる姿勢でした。
実際に3社ほどからご提案をいただきましたが、そのなかでも御社は対応のスピード感と機動力、さらに“ガッツ”という言葉がふさわしい熱意が際立っていました。
総合的に拝見して、「お願いするのであれば御社しかない」と強く感じたのをよく覚えています。
広報・PRを豊富な経験とネットワークを持つプロに任せることで納得のいく結果を実現

ーーフロントステージとの広報・PR活動の中で、印象に残っているエピソードや効果を感じた出来事はありますか。
北川氏:最も印象に残っているのは、広報支援をお願いして最初に実現したテレビの取材です。当時、開業したばかりの「Shimbashi West」を早い段階で取り上げていただいたのですが、そのスピード感には率直に驚かされました。
メディア対応や広報の世界では、スピードが極めて重要だとは理解していたものの、実際には想像以上の速さで話が進みました。1週間も経たないうちに取材が決まり、翌日には撮影に至ったのです。
また、撮影にあたり、お客様に映像へのご協力可否を確認する必要がありましたが、その際も当社スタッフが御社の迅速な対応に触発され、同じ温度感で動いてくれました。社内にとっても大変よい刺激になったと感じています。
加えて、何かあればすぐにご返信をいただける安心感も非常に大きなものでした。御社はそうした機会を逃さず、確実に形にしてくださいました。広報支援をお願いしてまだ1〜2カ月という早い段階で実現したこともあり、私たちにとっては非常に印象深い出来事でした。
ーーテレビ取材以外で、広報・PRの積み重ねが新たな機会につながったと感じる出来事はありましたか。
北川氏:印象的だったのは、総合ユニコム様から業界専門誌に記事を寄稿する機会をいただいたことです。
ちょうどアパートメントホテル業界が不動産業界や機関投資家の方々から注目され始めていた時期に、私自身があるセミナーへ登壇する機会がありました。その後、専門誌から寄稿のご依頼をいただくことができました。
記事の執筆にあたっては、御社から「どのような視点で、どのような内容をお伝えすべきか」という点まで具体的に助言をいただきました。その結果、会社として一つ大きな節目を迎えられたように感じ、大変ありがたく思っております。
ーー広報・PRに取り組んでみて、予想外の効果や変化はありましたか。
北川氏:はい。広報に取り組んだことで、経営者として「会社はどうあるべきか」「これからどう進むべきか」を改めて考えるきっかけになったのは予想外の効果でした。
日々は目の前の課題や目標に向かって走り続けていますが、広報・PRとは、自社の価値や存在意義をどのように整理し、社会へどう伝えていくかを考える営みでもあります。
打ち合わせを重ねるなかで一度立ち止まり、ビジネスの在り方を整理できたことは、私にとって大きな収穫でした。
経営戦略と密接に関わる広報・PR。外部のプロに任せることで見えてきた価値

ーーセクションL様にとって、広報・PRとはどのようなものだとお考えでしょうか?
北川氏:広報・PRとは、企業としての姿勢や価値を社会に伝えるための重要な手段だと考えています。
信頼を積み重ね、事業を拡大していく上で欠かせない活動ですし、経営戦略とも非常に密接に関わっていると思います。
ーー広報・PR業務を外部のプロに任せることのメリットについて、改めてお聞かせいただけますでしょうか?
北川氏:大きなメリットは、2つあると感じています。
1つ目は、広報のエキスパートとして、どのように動けばよいかを理解されている点です。
社内に広報専任者を採用して育成する選択肢もありますが、せっかくノウハウを蓄積しても、その社員の方が退職してしまうリスクもあります。そうした点を踏まえると、初めから即戦力として動けるプロにアウトソースした方が、より効率的でメリットも大きいと感じます。
2つ目は、プロがすでに持っている既存のメディアネットワークを活用できる点です。
自社でゼロからメディアを開拓する必要がありません。また、自社の事業だけに集中していると視野が業界内に限られがちですが、社外のプロであれば、世の中全体で何が注目されているか、どのようなトレンドがあるのかといった情報を幅広くキャッチできます。多数のクライアントを抱えるエージェンシーであれば、なおさらそのアンテナは高いでしょう。
こうした点を踏まえると、特に当社のようなスタートアップや小規模事業にとって、広報・PRを外部のプロに委ねることは、費用対効果の面でも非常に合理的な選択だと実感しています。
ーー最後に、この記事をご覧になっている方々へメッセージをお願いいたします。

北川氏:ご縁がありましたら、ぜひ一度Section Lにお越しいただければと思います。
当社は日本発のホテルブランドではありますが、多国籍のスタッフが在籍しており、伝統的な日本のおもてなしというより、肩肘張らずに過ごしていただけるフレンドリーな雰囲気づくりを重視しています。
長期滞在にも適した環境を整えており、「第二の我が家のようにくつろげる」と感じてくださるお客様も増えてまいりました。
実際に滞在していただくことで、私たちが目指している価値や心地よさを感じ取っていただければ幸いです。
ーー本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。Section L様が提供する心地よい滞在体験とブランドの魅力が、今後さらに多くの方々に伝わっていくことを心より願っております。
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インタビューのYouTubeはこちらから
株式会社セクションL 取締役
北川 旭洋(きたがわ・あきひろ)
1993年徳島県生まれ、中国育ち。
米コーネル大学でホテル経営について学び、BCGにてロビーイングや新規事業立案のプロジェクトに従事。
幼い頃から旅行やホテルが好きで、いつか自分のホテルブランドを作りたいという夢を持っており、大学時代の先輩たちと合流し、2020年に株式会社セクションLを起業。
【株式会社セクションLについて】
会社名:株式会社セクションL
代表者:代表取締役: Howard Ho、取締役: 多和田真弥、北川旭洋
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 WeWork Kanda Square
設立:2020年2月
URL:https://section-l.co